ひとふくし会 ペリカンでは尼崎の数法人と共有のもと新型肺炎感染ガイドラインを策定しました。これらのもとで今後、想定とシミュレーションを繰り返し重ねていきます。
利用者さんご家族 働く職員とその家族 大切な人たちを守ります。

用語の定義 – 感染疑い 感染期間 濃厚接触者の定義とは? –

*4月22日更新 7月末時点最新
*出展/国立感染症研究所感染疫学センター、淡路市医師会

新型コロナウイルス感染が疑われる者の定義

息苦しさ(呼吸困難) 強いだるさ(倦怠感) 高熱等の強い症状のいずれかがある場合で、医師の診断で感染を疑われ、PCR検査など陽性が確定するまでの間の者

感染可能期間の定義とは?

コロナウイルス感染症を疑う症状を呈した2日前から診断確定までの期間の事

濃厚接触者の定義とは?

必要な感染予防をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合を基本に考えている。
※感染者と対面で接触した場合も、マスクをした状態であれば濃厚接触者認定を受けにくい。                 

法人としての対応

①利用者にコロナ濃厚接触者が発生した場合

以下の対応を行う。

  • 感染可能期間の履歴を確認し、濃厚接触者、接触者をリストアップする。
  • 消毒必要物品をエリア内移動・集約する段取りの調整をしていく。
  • 接触職員はPCR検査に備える。
  • PCR検査結果、判明まで該当者の利用停止をお願いする。

ホーム内感染がおきた場合

  • 感染部屋を設け、PPE着用のうえ個別対応をする。※隔離部屋での対応をし、できうる限り個室を作り対応する。
  • 複数人の感染疑いの場合は、デイサービスフロアを仕切り個室を作る。
    (1、2、3階全てを使う想定になる。デイサービスフロアにベッドを搬入し、軽症者、重症者、無症状者など明確に分ける)
  • ②事業所 利用者がコロナに感染した場合

     
    以下の対応を行う。

    • 行政、保健所にて速やかに報告し指示を仰ぐ事とする。
    • 保健所指導のもとフロア消毒する。
    • 濃厚接触者および接触者(リストアップ済み)の行動および様態の確保。
    • 対感染者対応スタッフ、非対応スタッフの振り分けをしていく。
    • 接触職員PCR検査に備える。

    ホーム内感染がおきた場合

    • 保健所指導のもとフロア消毒をする。
    • フロア該当職員は常時PPE着用勤務へ移行する。
    • 利用者が入院までの期間は感染部屋、エリアを設け個別対応をする。
    • 入院が受け入れられない場合は隔離エリアをフロアへ拡大し対応する。

    ③法人職員にコロナ濃厚接触者が発生した場合

    以下の対応を行う。

  • 行政、保健所にて速やかに報告 指示仰ぐ事とする。
  • 職員は2週間の出勤停止とその間にPCR検査受けてもらう。
  • 法人内の対応として

    • 感染可能期間の履歴を確認し、濃厚接触者、接触者をリストアップし、健康観察を行う。
    • 代替え勤務者の調整を図っていく。
    • 消毒必要物品をエリア内移動・集約する段取りの調整をする。
    • 接触職員などPCR検査に備える。
    • PCR検査結果判明がでるまでは出勤停止とする。
    • 他 従業員による該当勤務フロアへの行き来遮断をする。
    • 協力事業所への振り替え勤務打診をし、利用者へのサービスを続けられる人員の確保を行う。

    ④法人職員にコロナ感染が確定した場合

    以下の対応を行う。

    • 職員は入院 or 自宅にて一定期間待機となる。
    • 行政 保健所にて速やかに報告 指示を仰ぐ。
    • 保健所指導のもとフロア消毒する。
    • 濃厚接触者および(リストアップ済み)の行動および様態の観察を行う。
    • 該当フロア職員は常時PPE着用勤務をする。

    ⑤法人職員の家族 同居親族に濃厚接触者が出た場合

    2週間は自宅待機、その間にPCR検査を受けてもらう。
    PCR検査異常なく感染がないと判断された場合は担当部署管理者より出勤の指示を出す。
    その間に発熱などみられた場合は再度2週間は自宅待機し、PCR検査を受けてもらう。

    陽性反応が出た場合の対応

    職員は速やかに担当部署管理者に報告する。(自身と家族との感染可能期間の履歴をまとめ担当部署管理者に報告する)
    他濃厚接触者となる可能性がある職員をできる限り詳細に担当部署管理者はリストアップする。
    ※法人としては保健所の指示なしに出勤停止を要請することはできないので、あくまで安心して出勤を自粛できるようなシフトなどの調整をサポートするというスタンスで対応する。

    ⑥法人職員家族 同居親族が感染した場合の対応

    職員自身が濃厚接触者になるので、保健所の指示に従い一定期間出勤停止とする。この場合③にあたるので同様に対応する。
    濃厚接触者と判断された場合は、保健所の指示に従ってください。濃厚接触者は、感染している可能性があることから、感染した方と接触した後14日間は、健康状態に注意を払い(健康観察)、不要不急の外出は控えてください。
    ※法人としては上記陽性判定に備え履歴をもとに、濃厚接触者となりうる職員を担当部署管理者がリストアップしPCR検査を受けてもらう。
      (PCR検査判定までは出勤停止とする。感染がないと判断された場合は担当部署管理者より出勤の指示をする。)

    ⑦法人職員の同居等ではなく、家族の勤務先 学校などで感染者がでた場合の対応

    職員は1週間は自宅待機をしてもらう。その間に、体調変化なければ担当部署管理者より出勤の指示をする。
    *濃厚接触者かもしれない・・確認できない場合はPCR検査を受けてもらう。PCR検査の結果が出るまでは自宅待機をしてもらう。感染がなく体調変化なければ担当部署管理者より出勤の指示をする。発熱など見られれば再度1週間自宅待機をしてもらいPCR検査を受けてもらう。感染がないと判断されるまでは再度自宅待機をしてもらう。

    ⑧法人職員の別世帯(遠方や離れた場所)親族などが感染した場合の対応

    直近、2週間に接触があるか確認をする。接触なく体調変化なければ出勤をしてもらう。
    *2週間など接触があったと思われる場合は2週間自宅待機をしてもらいPCR検査受けてもらう。感染がないと判断され体調変化がなければ担当部署管理者より出勤の指示をする。  

    その他

    • このガイドラインを実施する前提として尼崎市コロナ対策講習施設内感染対策のための自主点検実施要領を全職員が理解しておく。
    • (介護職員のためのどうだったのか!感染対策!)を視聴しておく。
    • 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を可能な限り全職員が活用する。
    1. ペリカン感染拡大防止行動計画を徹底する事。
    2. 尼崎コロナ対策講習会の対策に基づき法人全職員が対策を実行する事。(「手洗い」 「消毒」 「マスク」 「換気」 「3密の回避」 )

    自分が感染していると思って行動する事、大切な仲間、家族、利用者に移さないように。全員が自分ではなく大切な仲間や利用者さんの命を守る行動をしましょう。
    感染者がでた場合は日頃から専門職として発揮している相手を想いやる気持ちを最大限もつ事。決して差別や偏見をもたない事。この仕事だからこそ、ペリカンの職員だからこそ法人職員全員でそんな想いやる気持ちで少しでも早く仲間が回復できるような行動をとりましょう。職員の家族や子どもさんが感染しても同じです。助け合い 想いやる気持ちをもちましょう。またさらに強い組織、チームになれるように。

    共有法人 令和2年9月

    合資会社 ひとふくし会 ペリカン
    社会福祉法人あかね
    つきのうさぎデイサービス
    (株式会社きんらんのちぎり)
    Nagomi尼崎デイサービス
    (株式会社イーライフグループ)
    めばえデイサービスセンター
    はぐみデイサービスセンター 
    (株式会社はぐみ)
    豊中オアシス
    (有限会社豊中オアシス)